アニメ考察

「けいおん!!」第4話

今回、次回と軽音楽部のお話はお休み 修学旅行ネタ自体はどこにでもあるものですが その風景が淡々と丁寧に描かれていました 新幹線での移動風景や就寝前の一幕、遅れてツボにはまる笑いなど 高校生、女子高生の日常、生活を写実的に描こうとしてるのが製作…

「Angel Beats!」第1話〜第3話

放送前から監督、脚本を始めネームバリューのあるスタッフを押し出していた今作 実は麻枝准さんのストーリーに触れるのはこれが初めてだったり Keyと言えば、METAL IDOLの方を想像します しかし、3話まで視聴してもスタッフが適材適所だったのかはまだ見えて…

ゼロ年代、あるいは00年代のアニメと言うけれども

05年のYoutube登場前後とかで、一回区切りを入れるべきなんじゃなかろうか 作品的に言えばやっぱり「ハルヒ」になるのかな その前の区切りは 深夜アニメの登場した96年前後(エルフを狩るモノたち位?)からで そこからの10年をさらに90年代、00年代の5年ずつ…

「とある科学の超電磁砲」第18話

またまた、サブキャラのお話 オチは途中で読めちゃうんですが 各キャラのリアクションが楽しいので、面白く見れます そんな中でも、地震とかの伏線はまた仕込んでたり 「光と水のダフネ」の2ndクールもこんな感じでしたが 水上清資さんの仕業なのかな?それ…

「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の3つの柱

カナタ、リオと音楽 1121小隊とタケミカヅチ 炎の乙女と伝説の悪魔 がストーリーの主幹を成すのかな 更に支柱として、1121小隊と伝説を結びつけるのに シスターを始めとした街の人々が関わってくるのか 1話に出てきた化石のような悪魔でないにしろ 街の人た…

「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」第3話

中々密度の濃い話でした あれまだAパート終わっただけ?と思ったのは久々です ストーリーとしては、リオ先輩とカナタの過去が繋がり 2人とこの作品がこれから目指すものが見えてきた回でした リオ先輩と教会の確執は、隊長が少し話題にしただけで直後に解消…

「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の音楽

そのキャラデと、カナタがラッパを吹くところから 「けいおん!」に似てるという声も聞こえるが 「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」での「音」は現代の「音楽」と違う使われるのだろう 1話の伝説に出た角笛や、カナタとリオが通信士として居ることから むしろ、「音」の…

「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」と他作品との

類似性とか連想させるものとかがイロイロ指摘されてるが とりあえず、キャラクターやその配置については真似とかではなく 「定石」が定まったのかなあと言う印象があります 90年代後半から(エルフを狩るモノたち以降?)増加した 深夜放送の1クールアニメも十…

「とある科学の超電磁砲」14話

レベルアッパー編もこれで終了ですかね 佐天さんの心の整理もついたようですし そこに至ったのが大人たちの指導 同じレベルアッパー使用者の彼のお陰という点は清々しい作りでした 同時に級友さん達との和解も明確に書いてくれたら、もっと嬉しかったですが …

「おおかみかくし」の構図

1話コンテの高本宣弘さんの他の作品については不勉強にして知らないので 「おおかみかくし」の1話のみの話になりますが 目に付いたのは「斜め」の構図 ほとんどのシーン何がしかが、斜めになっている構図をとっています 人物が真っ直ぐ立っていれば、斜めにP…

とある科学の超電磁砲2ndクールへ残したもの

残るは御坂美琴‐初春飾利白井黒子‐佐天涙子(御坂美琴‐白井黒子)の辺りですかね 次回はレベルアッパー使用者再登場らしいので 初春らをはじめとする低レベル能力者に焦点が当たるのか そこから美琴の友人関係の輪が広がるのか 黒子と佐天さんはねじれの位置に…

内から外から変革される物語って結構あるんですね

あんま楽しんで観れなかったと書いた割には最近はレールガンのことしか書いてないな 「とある科学の超電磁砲」(あるいは禁書目録の方が適切か) と同じ(似た)構造を持ってるかな?という作品をつらつらと挙げてみる 「ダイバージェンス・イヴ」(佐藤利奈繋が…

他人の革命を成しえるのは

如何なる人物、物語なのだろう 「蛮勇引力」の由井正雪も、「少女革命ウテナ」のウテナも 身近にいる人物(朝露歩と姫宮アンシー)を変革させた 正雪はさらに都民全員へ意識の変革を促した (山口版逆シャアの人の心の光があったと思っていただければ) 正雪もウ…

「とある科学の超電磁砲」1stクールまとめ

4人の関係性のうち、1stクールで描かれたのは 御坂美琴‐佐天涙子 初春飾利‐佐天涙子 白井黒子‐初春飾利 御坂美琴‐白井黒子 の関係だけかな? 美琴と佐天さんは、締めに持ってきたし判りやすい 美琴はようやく、自分の特殊な立ち位置と そこから生まれるヒエ…

「とある科学の超電磁砲」主役4人の役割分担

整理のために、4人が象徴してるものを書いておく 御坂美琴:レベル5超能力者。超能力者、あるいは学園都市そのものの象徴 白井黒子:高レベル能力者、また美琴へ憧れ、近づける者の象徴 初春飾利:低レベル能力者、(レベル以外に価値を見出したものの象徴…

ハーレムアニメの理想形

ハーレムアニメと書いたが、一般の定義とは異なるかもしれない 「らき☆すた」や「けいおん!」なんかのいわゆる「日常系」の作品も含まれると思う (実は両方ともあまり見てないんだけど) キャラクターによる会話、コミュニケーションが主体の作品 と言った方…

とある科学の超電磁砲で感じた気持ち悪さ

ウテナの視聴が終わったので 正月を利用して溜めていた「とある科学の超電磁砲」を一気に見ました 原作、禁書のアニメともに未視聴ですが 結論から言うとあんまり楽しんで観ることはできなかったなあ、という感想です 学園都市、ジャッジメント、アンチスキ…

もう一つ佐天さんについて

「とある科学の超電磁砲」の1クール目では13話が一番楽しかったですね 先述の理想形に近かったですし しかし、見返して気づいたのですが スタッフは1クールの締めに佐天さんに対する強烈な皮肉を持って来た気がします 婚后さんは見栄張ってカレーが作れると…

佐天さんは

生きていても気持ちよくないんだろうな 以下、餓狼伝のクライベイビー・サクラの台詞 「人体というものはね」 「なにかを排泄するときは すべからく気持ちのいいものだ」 「小便」「大便」「性液」「反吐」「汗」 「どれも……」「スゴく気持ちがイイ」 美琴は…

ふと

ハーレムアニメの理想形は「水曜どうでしょう」や「sakusaku」なんじゃないか? と年末にけんぷファーと大正野球娘。を見て思ったり その根底には昔見たHAPPY☆LESSONやらがあるんじゃないかと疑ってみたり明日までに考えをまとめてておこう

けんぷファーで見られた画面作り

この記事は始めは山崎みつえさんについて書こうとしたけど 11話でも似たような作りが出てきたので、「けんぷファーで見られた」に変更 恐らく1番判りやすく、有名なのが11話での楓と白けんぷの逃走シーン ウルトラマンを思わせる一糸乱れぬ動きで画面外へ飛…

うーん

偉そうなことを書いてしまったが 実はふでやすかずゆきさんの関わった作品は他にほとんど見ていない あとはグリーングリーンくらいかな?とりあえずストロベリーパニック、怪物王女、仮面のメイドガイのいずれかは見たいしかし、まずは少女革命ウテナと無敵…

白のけんぷファー 無敵団

9話で華麗に登場し、そして11話で見事な散り際を見せてくれた白のけんぷファーたち 放送時はすっかり騙されましたが、今ではギャグパートの合図にしてワクワクしながら見てしまいます 彼女らのルーツが気になって、スタッフの経歴を調べてみたところ なんと…

追記

この見方をすると 紅音と水琴がぴけ、りりえ位の必要性と重要性のキャラになっっちゃうのが難点 4人とも好きなキャラなんだけど11話の超展開についても書こうと思ったけど 「が〜でぃあんHearts」見てよ、で終わっちゃう気もする あるいは「がぁーつ」がわか…

けんぷファーとプリンセスチュチュの相似性

2009年アニメのワーストにノミネートされることも多いけんぷファー その中でも何かと話題になった11話 巷じゃ、投げっぱなしとか超展開とかイロイロ言われてますが 私は見たときに「なるほど!」とこれまでの展開に合点がいきました これは「プリンセスチュ…

さしあたり

記事にしたいことを挙げておこう けんぷファーとプリンセスチュチュの相似性 山崎みつえ、あるいはけんぷファーでの画面の使い方 白のけんぷファーは無敵団の後継者、ふでやすかずゆきの軌跡 大正野球娘。の作り方 とりあえず、考えがまとまったものから書い…

さらに追記

メタ構造と想い人を取り戻すという物語を兼ね備えているために チュチュが真っ先に思い浮かんだのだが 探せば山田風太郎の作品の中にも同じようなものがあるかもしれない