「けいおん!!」第4話

今回、次回と軽音楽部のお話はお休み
修学旅行ネタ自体はどこにでもあるものですが
その風景が淡々と丁寧に描かれていました


新幹線での移動風景や就寝前の一幕、遅れてツボにはまる笑いなど
高校生、女子高生の日常、生活を写実的に描こうとしてるのが製作者の意図なのか
4話まで来て、やっとおぼろげながら掴めてきたかも


特にしゃれこうべとかの辺りが顕著だったかな
ああいうのは当事者がその場と思い出したときだけ面白いのであって
他人が単に後から聞いても面白く感じるのは難しい


水曜どうでしょうなんかは、似たような場面でも笑わせることを目的としてるから
視聴者に一体感を与えるために、テロップ出したりして
視聴者の方へ向けて発信してる


けいおん!のそれは箱庭的だったから
「あ〜こういうことあったね〜」「彼女達は今、その只中にいるんだね〜」
という感想に繋がり
同時に1話から仄めかされている将来への漠たる思い
周りにいる仲間と別れるという予感を経験者として見てしまう


あずまんが大王」のときは
自分が正に高校生活の只中にいたせいか
卒業が迫ることに対するちよちゃんの思いは理解しかねたのですが
今なら良くわかります


逆にいま学生生活の真っ只中にいる人は
けいおん!」でのこの描写はどう写るのだろう