ソ・ラ・ノ・ヲ・ト第12話(最終話)

ある程度予想(あるいは伏線)通りとは言え
一応、形の上ではきれいに纏まった最終回だったのかな

クレハの言動の理由とかフィリシアの「私のあなたたち」とかの台詞は
さすが、最終回と思いましたね


途中のカナタへの密造酒バレも途中のBD特典になるように
最終回後のお話もBD最終巻の特典になりそうなので
消化不良な部分もあるのが残念
微妙にこの日常が続くENDじゃないのも(これは好みの問題ですが)


消化不良とは少し違いますが、最終回を見つつ感じたのは
これだけの世界観を作りつつも、神戸監督や脚本の吉野さんは
結局こっちに舵取りをすることはなかったのか〜
と思うようなキャラや演出が次々と出てきたかな、と


イリヤ皇女の音楽が伝わってカナタとリオが出会えたように
イリヤ皇女が各地で慰問のようにアメージンググレイスを吹いていたために
カナタの音は、退却喇叭以上に停戦に貢献できたのか、とか
カナタの音がローマ軍にまで伝わったことの背景、とか


ホプキンス大佐は失われた時代への一つの憧憬の形になり得たんじゃないのか、とか
それにカナタたちがどういう結論を持つにいたるのか、とか


この辺り、コミュニケーションを実は見た目には取ってないのか
という最近の疑問にも通じているような


恐らく2クールあろうが、4クールあろうが
この辺りのことは描く気はなかったんだろうなあ